昨日、女子サッカーワールドカップの決勝戦をTVで観戦しました。
見ていたら、北京オリンピックの女子ソフトボール3位決定戦(オーストラリア戦)を思い
出しました。
ソフトボール日本代表は、いつも金メダルへ一歩届かず悔しい思いをしていました。
・シドニーオリンピック 銀メダル
・アテネオリンピック 銅メダル
北京オリンピックの準決勝でも、宿敵アメリカに敗れ「今回もまた駄目か・・・・」と私は
半ば、あきらめていました。
しかし、この時日本代表はあきらめてはいませんでした。高度な集中力と精神力を持続し、続く
強豪オーストラリアとの3位決定戦に挑んだのでした。3位決定戦といいながらも、勝てば
決勝進出の敗者復活戦で、ソフトボール独特のものです。
この試合、日本代表は勝利目前の7回、2死から同点ソロを浴び、タイブレーク(ノーアウト2塁から攻撃)に突入してしまった。
私は「またもスポーツの神様は試練を与えるのか。どうして勝たしてくれないのか。」とTVの前で恨めしく思った。
11回表に1点勝ち越され「いよいよ万事休す!」と覚悟を決めたが、尚も日本代表はあきらめてはいなかった。勝負はゲームセットのコールを聞くまで分からない。
その裏に馬渕選手のショート後方へのタイムリーで追いつき、3対3で迎えた延長12回1死満塁から西山選手が右中間へ決勝タイムリーを放ったのだ。
エース上野投手は、この死闘12回を投げきった。午前中に行われ、やはり延長戦となった米国戦と合わせ、1日で21イニングを投げきる熱投だった。
こうして決勝戦は再びアメリカと戦う事になり、既に3連投目のエース上野投手の疲労が心配されるが、不思議な事に、なぜか私は決勝戦を落ち着いて見ていられた。
日本が勝つ気がしたのだ。
スポーツの神様から与えられた、幾重もの試練を見事クリアしたことで、これは、金メダルへの道が通じたなと試合前から感じていたのだ。
今回の「なでしこジャパン」の試合も、多くの試練がこれでもかこれでもかと課せられた。
イングランド戦での完封負け。
さらにそれにより、決勝リーグ初戦はランキング2位の開催国強豪ドイツとの厳しい戦い。
そして、最後はランキング1位、これまで1度も勝った事のないアメリカが相手。
誰もが「勝つことは奇跡に近い」と思っていたのではないだろうか。でも、選手たちは最後まで
全力で戦った。なでしこジャパンの死闘を見たとき、PK戦を前に、私はやはり不思議と勝利を
予感した。「ああ、神様の試練にパスをした」と。
スポーツの神様は、やはりいるのでしょう。そして最後まであきらめず努力する人には、ほほえみかけてくれる事を今回の試合で確信しました。
おめでとう!なでしこジャパン
感動をありがとう!
そして、私たちにもビックニュースが飛び込んで来ました!ソフトボール日本代表によるソフトボール教室が気仙沼で開催される事になりました。
日本女子ソフトボール界の第一人者、宇津木妙子監督を始め、オリンピックメダリストがやって
きます。またとない機会です。是非、皆さんふるってご参加下さい。
参加費は無料です。