第18回みちのくコカ・コーラ旗 大会レポート その①

既に、速報でお伝えしました「第18回みち

のくコカ・コーラ旗小学生女子ソフトボール

大会」の模様をレポートしたいと思います。

 

まずは、1日目の様子からです。
今日は、いよいよ6年生最後の大会です。

ホワイトタイガース結成以来、約2年半練習を

続けてきた6年生がこれで最後の大会かと

思うと、身が引き締まります。

 

今回の大会は、花巻西南スポーツ少年団の

高橋監督さんのご配慮により、参加させて

頂くことが出来ました。この大会は、岩手県南地域の強豪チームでさへも「参加したい」と

思っている、伝統ある大会なのです。

今回の遠征は自家用車4台に分乗して、花巻市

に向かいました。

 

大会会場は、先の7月30日に参加しました

「東日本大会」で宿泊した「むらの家」のすぐ

そばの太田小学校と西南中学校です。

ですから、宿泊先は、もちろん今回も無料の

「むらの家」です。※「むらの家」の詳細は、

かんとく日記7月29日をご覧ください。                                                                             

朝8時過ぎ、開会式会場の太田小学校に着き

早速軽いウォーミングアップを開始しました。


監督会議で、本日の組み合わせの抽選が行われました。1日目は、9チームを3つのグループに

分け、グループごとにリーグ戦を行います。各グループで優勝した3チームと、各グループ2位

チームの中から得失点差で1チームを選び、それを加えた全4チームが、2日目の決勝トーナ

メントに進むことになります。(この得失点差があとで大きな意味を持ってきます)

敗れた場合は、2日目は交流試合に参加となり

ます。

 

抽選の結果、ホワイトタイガースはCグループ

で、対戦相手は「西南スポーツ少年団」と

「湯本ビクトリーホーマズ」と決まりました。

試合会場は西南中学校です。

 

さて、Cグループの第1試合は、気仙沼ホワイト

タイガース vs 湯本ビクトリーホーマズです。

試合前の円陣で「今日が6年生最後の試合に

なります。震災後もいろいろありましたが、

これまで2年半練習してきた全てを出し切るつもりで、60分間プレーに集中して頑張りま

しょう!遠くからお父さん、お母さんも応援に来てくれています。勝っても負けても、

“よくやった!”と思われるような、悔いのない試合をしよう!」と激を飛ばしました。

ホワイトタイガース先行で試合が始まりました。

立ち上がり、相手ピッチャーはコントロールが

定まらず、あっという間にホワイトタイガースは

10点を先制しました。

これまで、初回から大量得点を入れられて

しまったと言うことはしばしばありましたが、

先制攻撃で「大量点を先取した」と言うのは、

実に珍しいことです。

 

しかし、我がチームに安全圏という得点差はない

ので「1点でも多くとるぞ」という気持ちで、

確実に得点を重ねてきました。と言う訳で、

終わってみると22対3という大差で、ホワイトタイガースが快勝したのでした。

エースの奏ちゃんの投球も素晴らしい出来でした。それと、キャッチャーりこっぺが、

これまでまったくアウトにできなかった盗塁を見事に阻止し、ピッチャーを大いに

助けたのでした。実にいい感じで1試合目を勝利することが出来ました。

代打で公式戦初出場のなっちゃん
代打で公式戦初出場のなっちゃん

 

少しの休憩を挟み、第2試合はあの3月11日

の大震災さえなければ、翌12日に練習試合を

行っていたはずの「西南スポーツ少年団」が

相手です。

 

試合は、1回表に4点を失い、その後もその点

を追う展開となりましたが、チャンスにあと

1本が出ず、11対5でホワイトタイガースは

敗退しました。

 

「ああ、これで6年生の試合も終わったな。

明日の交流試合には今日試合に出せなかった

子も全員試合に出そう!」と思いながら、

明日の予定を打ち合わせるために、太田

小学校へ移動しました。

 

すると「気仙沼ホワイトタイガースさん、

得失点差で残りましたよ!決勝トーナメント

進出ですよ!」と声をかけられました。

 

「えぇ~」っと、びっくりです!!1試合目の

22得点が効いたようです。

今日、試合に出られなかった子には申し訳ありませんが「やった~!明日も試合が出来る。

まだ終わってないぞ!」

 

優勝とは言いません。我がチームの実力から言って、明日は何とか一つ勝って、3位入賞を

目指そうと決めました。

宿泊先の「むらの家」に戻って、簡単にミー

ティングを行い、子供達に「4位通過で準決勝

に残ったぞ」と告げました。

 

明日も大事な試合があるため、はしゃぎ始めて

修学旅行気分になっていた子供たちへ、

「夜10時消灯!」を告げました。

 

仙台から応援に駆け付けてくれた、特別コーチの

片平氏からもアドバイスをもらい、ミーティング

を締めくくりました。

 

ミーティングの後、「むらの家」の管理棟で、今大会の参加チームの監督・コーチによる懇親会

が行われました。この大会の歴史にまつわるお話や、岩手県南地域に対抗する花巻地域の

ソフトボールに対する思い入れなど、非常に熱い話を聞くことが出来ました。

 

花巻のみなさんと交流を深めることが出来たことと、我々にとっても刺激になるお話をたくさん

聞けたことは、私たちにとって本当に良い機会となりました。

22時過ぎ、こっそりと「むらの家」の母屋を除きにいくと、静まりかえってはいましたが、

2~3人のヒソヒソ話が聞こえていました。でも、間もなく「じゃ、そろそろ寝ようか?

お休み」「お休み」という声がしたかと思うと、すぐに「クゥ~、クゥ~」と寝息が聞こえて

きました。

 

前回の東日本大会の時は、なかなか静かにならず、その結果、夜中の2時過ぎまで起きていて、

次の日のプレーに影響が出てしまったと言う失態を演じてしまいましたが、今日は、みんな

ちゃんと約束した時間に寝てくれました。

 

さて、明日はみんなどんな戦いをしてくれるのでしょうか!?楽しみです。  その2へつづく