ビッグニュース From 兵庫

さあ、いよいよ今日からは外での練習開始です。

すっかり雪は姿を消し去り、気温も上昇して

きました。春は、もうそこまできています。

 

心配なのは空模様で、家の外に出ると、どん

よりとした曇り空でした。

「何とか2時間位でも練習で来たらいいのだが」

と思いながら小学校に向かいました。

 

校庭は少しでこぼこがあったが、使える状態

だったので、軽くグランドをならし練習に入り

ました。
練習前に、「今日の練習終了後に嬉しいお知らせがある!」と「今日は6分間走無し!」と

みんなに告げると、大喜びでした。

グランドに一礼し走り出すと、今日はいい

感じで大きな声が出ていました。

やはり外での練習は気持ちのいいものです。

トスバティングまでひと通り練習した後、

ロングティーで思っ切り打たせることに

しました。
その間、投手陣にはピッチングをさせました

が、リナさん・アカネさん・もりこの3名は、

あまり乱れることなくストライクボールを

投げ込んでいました。

その後は、全員を内野に付けノックを始める

と、パラパラと雨が降り出してきました。

雨が強くなる前に、今度は全員を外野に付けてノックをしました。中学生はだいたい問題なく

外野フライは取れますが、小学生で安定してボールを取れるのは、サワちゃん・もりこ

ほのちゃんの3人だけで、あとは取ったりはぐしたり・・・。

今日の所は、ボールに慣れてもらいましょう!

 

ここで休憩を挟みましたが、雨の上がる様子もなさそうなので、今日の練習はここまでと

しました。

さて、ビックニュース『嬉しいお知らせ』の発表です。

と、その前に、子供達に「5月の連休は、みんな予定ありますか?」と尋ねると

「あるぅー。あるぅー!」「だって連休ですよ!」と、『練習は休みにして!』モードです。

 

ここで「嬉しいお知らせ」について話し始めました。「先日、兵庫県の篠山市ソフトボール協会

会長さんより、“ホームページを見て連絡しました!!”との電話がありました。

内容は、毎年5月の連休(2ー5日)に、全国から約100チームの中学校が集まり行われている

『丹波篠山・長澤ソフトボールキャンプ』に招待したいというお話でした。」

(兵庫の地方紙に載りました。その記事はこちらをごらん下さい)

 

被災地からは、南三陸町の志津川中学校とホワイトタイガース(中学生チーム)の2チームを

交通費・宿泊費等全て無料で招待したいとのことでした。アトランタオリンピックの

日本代表チームのヘッドコーチをされた『長澤宏行さん』が中心になり指導されるそうです。

本当にありがたいお誘いであり、このようなお話を頂くとは、本当に驚きでした。

子供達にとっても我々にとってもとても貴重な経験になることでしょう。
さっきまで「連休は用事がある」と言ってた子供達は「ソフトボールキャンプに行きたい!」

と態度が一変していました。

 

篠山市ソフトボール協会会長さんのお話によりますと、篠山市と南三陸町は震災後の支援

などを通して交流を深めており、今回はソフトボールを通した支援をしようという事で、

南三陸町の志津川中学校は、すぐに決まったそうです。

 

それで、もう1チームをインターネットで探していると、我が気仙沼ホワイトタイガース

にたどり着いたという事でした。

 

前に「春の甲子園大会に出場する石巻工業高校野球部と似たような環境にあった」と監督

日記に書いたことがありますが、石巻工業高校は大会の抽選会で32分の1の確率の選手

宣誓のくじを引き当てました。

 

ホワイトタイガースは、偶然をきっかけに今回の招待を受けることになりました。

どちらにも「何か目には見えない不思議な力が働いてるな」と思えてなりません。

 

それにしても、このような機会が巡ってきたのは、震災後、子供達が諦めずにソフトボールの

練習に一生懸命取り組んできたからだと思います。

 

昨年は、ホワイトタイガースの小学生チームに大きなプレゼントが沢山ありましたが、

今年は、「宇津木妙子杯ソフトボール大会」に続き「丹波篠山・長澤ソフトボールキャンプ」

と頑張る中学生チームに、大きなプレゼントが2つも舞い込んできたのです。

 

またしても感謝・感謝の気持ちで一杯です。

 

是非、中学生全員参加の方向で望みたいと思います。まずは、2つのイベントを目標に頑張り

2012年は飛躍の年になるよう頑張りたいと思っております。