第43回一関地方小学生女子ソフトボール大会

今日、小学生チームは「第43回一関地方小学生

女子ソフトボール大会」に参加してきました。

昨年、震災後に特別招待を受け、今年も引き

続きお声を掛けて頂けました。

 

43年間続いているというのですから、関係者の

尽力は大変なものと想像します。

 

入場行進開始の合図に花火を打ち上げ、始球式も

花火の合図で4面同時開始というミニ甲子園

大会を思わせるような華やかな開会式です。

 

全国大会、東日本大会に出場予定の強豪チームも

多数参加し、レベル的にも非常に高い伝統のある

大会です。
いつも思いますが、我が宮城県には現在小学生

チームで9人揃っているのは2チームしかありま

せん。

しかし、県境を越えた一関市(岩手県)には、

約20チームがあるというのですから驚きです。

それもほとんどの小学校は、100人未満の

小規模校です。
最近思うのですが、9人集めるのは大変ですが、

人口が多いから集まるかというと、決してそう

ではないんですよね!子どもの数は少なくても「一緒にソフトボールやろうよ!」と声を

かけあうことで、仲間が増えるのだと思います!

 

岩手もしかり、篠山(兵庫県)もしかり、都会よりもどうしてこんな田舎で?というような

所の方が、ソフトボールが盛んなようです。地域の繋がり、人の繋がりなんですよね。

 

ホワイトタイガースもどんどん声掛けして、仲間を増やしていこうと思います!

さて、気仙沼ホワイトタイガースは第1ブロック

です。
初戦は摺沢・曽慶小学校でした。1ヶ月前練習

試合で互角に戦った相手です。

1回の裏、気仙沼ホワイトタイガースの守りは、

先発「もりこ」の乱調もあり被安打5と5四球

で10失点と、いきなり泥沼にはまってしまい

ました。攻撃もちぐはぐで、

まったく声は出ないし、子供達に笑顔も無く

あっという間に19対0で敗れてしまいました。

 

お母さん方も応援に駆け付けてきてくれたのに

何とも情けない試合でした。「これではとても恥ずかしくて、前橋の東日本大会に行きたく

ない。」とさへ思えました。

 

しかし、どうにもこうにも終わってしまった

事は仕方ありません。

円陣を組んで、「元気を出せば、結果はついて

来ると思うから、次の試合は、元気だけは

負けないでがんばろう!」と喝を入れ、

昼食後に何が悪かったのか自分たちで相談

するように話しました。

第2試合は、強豪の古城小学校が相手です。

昨年、「みちのくコカコーラ杯」で最終回まで

0対0で行き、惜敗した相手です。

 

1回の表、ホワイトタイガースは2点を先制

しました。

しかし、その後、1アウト満塁のチャンスに

2者連続三振で追加点を取れなかったのは

悔やまれます。

先制はしたものの、嫌な流れです。
1回の裏、「サカナちゃん」がマウンドに

立ちました。

味方のエラーも有り、1アウトも取れずに7失点

で降板し「もりこ」と交代しました。

もりこは1点を失うものの、サワちゃんの2盗

阻止もあり、ピンチをしのいでくれ、ようやく

長い1回の裏が終了しました。

この時点で、8対2と逆転されてしまいました。
しかし、この試合、子供達の元気は衰える事は

なく、気持ちは「逆転するぞ!」という勢いが

ありました。

私も8失点は、あまりこたえませんでした。

2回の表のホワイトタイガースの攻撃は、9番

レフト「ヨウちゃん」からです。

キャッチャー前のバントがエラーを誘い、

一気に3塁まで走りました。

1番サワちゃんが死球、2番なっちゃんが

バントヒットと続き、その後、3番もりこの

2ベースヒットなどで、一挙5点をあげ

「7対8」と良い試合になってきました。

 

そして、極めつけは、先週入団したばかりで、

今回初めて試合に出る6番「サチカちゃん」が

ノーアウト2・3塁から、センター前に

タイムリーヒットを放ったのでした。ついに「8対8」の同点に追いつきました。

いや~この場面で打てるとは。本当にたくましく、即戦力の新人さんが入ってくれました!

これで終わらず、さらに2番「なっちゃん」は

押し出しの四球を選び、2回表を終り「9対8」

とホワイトタイガースが試合をひっくり返して

しまったのでした。これにはビックリです!

 

続く2回裏に、また2点を取られ逆転されますが

3回表にまたも2点を取り返し、再逆転する

という、観客にも監督にも、たまらない試合と

なりました。

 

面白くなってきました。

3回表を終わったところで、「11対10」と

ホワイトタイガースが1点のリードです。

時間切れの為、3回裏が最終回になりましたが、

最終回をなんとか失点を1点にしのぎ、

「11対11」の引き分けで、ゲームセットの

コール。

勝ちたいところでしたが、我々としては、負け

試合を最後まで諦めず・腐らずに頑張った結果

の引き分けなので、とても良かったと思います。

 

2試合目に関しては、子供達もピッチャー

マウンドに集まって声かけあったり、やっと

チームらしくなってきた気がします。このような雰囲気で試合が出来るようになって来れば、

それなりの結果も付いてきてくれると思います。

東日本大会まであと2週間、出来る事をしっかりやって、大会に望みたいと思います。

昨年、東日本大会では、つい熱くなって「宮城の恥をさらすな!」と叫んでしまいましたが

今年は静かに試合を見守りたいと思います。(^^)