高温注意報との戦い 【東日本大会】

朝5時過ぎ目を覚ましました。

 

廊下に出て窓を開けると、生暖かい風が入り「むっとした空気」に包まれました。気仙沼で

この時間帯なら、朝の清々しい風を感じられるはずですが、群馬は違っています。

 

起床予定時間の5時半前にコマッチャンのママから「子供達は、だいたい起きたようです。」と

連絡が入りました。今回は、お母さん方がいろいろと気を使って動いて下さるので、いろいろな

場面で非常に助かりました。

 

朝食は1泊3,000円とは思えない内容のバイキングで驚きました。

このホテルにして正解でした。

さあ、大会会場の前橋市産業人スポーツセンターに向けて出発です。昨日の出発時の車内とは

違って、緊張のせいか子供達の様子は静かでした。

 

7時過ぎ会場入りしました、外は既に暑さとの戦いが始まっていました。

 

練習を開始しましたが、暑すぎて体力の消耗が心配でしたので、軽めの練習にしました。

子供達のコンディションは「まあまあ」といったところでしょうか。

試合前最後のミーティングでは、我々は

 1.宮城の代表で来ている事

 2.この大会に出られることに感謝する事

 3.最後まで諦めず全力で戦う事。を確認し、試合に臨みました。

第1試合目は、昨年度準優勝チームの栃木県

代表の大島クラブです。

ホワイトタイガースの先攻でプレイボール!

1番サワちゃん三振

2番ヨウちゃんはバントでキャッチャーゴロ

3番もりこ三振と良い所なしで三者凡退でした。

 

1回の裏、マウンドにはもりこが上がります。

2アウト後、5つの四球とパスボールと

ワイルドピッチでこの回6失点。

2回の表、

5番サチカちゃんのライト前ヒット

6番なっちゃん・7番サカナちゃん・8番カッチャンの連続四球で2点を返し

尚も1アウト満塁のチャンスが続いています。

 

しかし、この後が続かず、9番ホノカちゃんと1番サワちゃんが三振に倒れ結局この回は

2点止まりに終わりました。

 

2回の裏はサカナちゃんにピッチャーを交代し、またもりこに戻すという内容で四球と

エラーにより、またしても6失点。

3回にも3点を入れられ、結果「15対2」で惨敗でした。

 

決して打たれた訳ではありませんが、四球とエラーとパスボールの繰り返しの失点で

残念でした。やはり、ピッチャーは何と言ってもコントロールです。

テントの下で反省会をしていると、私の友人で

ある埼玉県在住の須藤さんが応援に駆け付けて

くれました。
須藤さんは群馬県出身なので、気仙沼ホワイト

タイガースの「優勝祈願」にと縁起ダルマを

持って来てくれました。

聞けばダルマは群馬県の名産品だと事です。
「必勝・気仙沼ホワイトタイガース」と名入り

の特注白ダルマです。

 

写真の通り、祈願したところで片眼が入って

おり、願いが成就したら、もう片方の眼を

入れるそうです。いつの日か大きな大会で優勝して、両眼開眼・成就といきたいと思います。

 

2試合目は、1回戦負けたチーム同士で戦う

交流試合です。

千葉県の市原エンジェルスターズと試合を

行いました。1試合目と同じような内容で

点差も同じ「15対2」で敗れました。

12時半過ぎの1番暑い時の試合でした。

 

今日の前橋の最高気温は、37.8℃と

聞きました。朝から高温警報が出ていた

ほどで、いやぁ~本当に暑かったです。

 

つまらないエラーに私も結構熱くなりましたが、この暑い中、子供達は最後まで根をあげず

良く頑張りました。途中救急車で搬送された選手も見ました。

流石に2試合目を終えた子供たちは疲労の色が

濃かったので、冷房の効いたバスに避難させ

早々に帰路に就きました。

 

最寄りの高速道路ICの伊勢崎市へ向かい、

高速に乗る直前にある日帰り温泉に立ち寄り、

今日の汗を流し、遅い昼食をとりました。
水風呂最高でした。この休憩で完全に復活

した子供たちは、帰りのバスの中で元気

すぎる位元気でした。

そういえば、来る時のバスでも子供達が「カラオケしたい」というので「応援歌の練習でも

したら」と私が言うと、いつも歌ってる応援歌を替え歌にし「監督の髪の毛が、1本・2本

3本・4本・・・・11本また抜けた!」みたいな歌をみんなで大合唱していました。

聞いてるお母さん方は大爆笑してるし、私もおかしくておかしくて、腹を抱えて笑って

しまいました」

一緒に同乗した片平氏も「今までいろんなチームみてきたが、こんなチーム見たことない」

と大笑いしてました。「この元気を試合でも出して欲しいなぁ」といつも思います。(^^)

 

途中のサービスエリアで、みんなそれぞれたくさんのお土産を買ったようです。

試合に行ったのか、旅行に行ったのか何だか分からなくなってきましたが、子供たちの

「良い思い出の1ページ」になってくれれば、それで私は満足です。

 

 気仙沼に着く頃には23時を過ぎました。
お母さん・お父さん方が、迎えに来てくれています。

みなさん朝早くから、夜遅くまで本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

こうして気仙沼ホワイトタイガースの東日本の大会は幕を閉じたのでした。