今日、気仙沼・本吉地方の中体連新人大会が行われました。私は、審判の立場でお手伝いです。
気仙沼ホワイトタイガースの母体である、鹿折中学校と南三陸町の志津川中学校のわずか
2チームの参加です。
しかも、鹿折中は吹奏楽部から部員を1名借りての9名体制で志津川中学校も9名丁度という
試合成立の為の最低条件をギリギリクリアする状況です。
試合は、鹿折中学校の先攻で始まり、鹿折中が初回3点を先取しました。
しかし、鹿折中学校先発のカスミさんのコントロールが定まらず、3回終了して志津川中が
11対3でリードを奪いました。
その中で、キャッチャーアリサさんの元気な守りと、セカンドマオさんの確実な守りが目に
止まり、中々良い試合内容です。
4回表、志津川中のピッチャーも突如コントロールが乱れ出し、アリサさん、カスミさん、
ハンナさんらの長短打などで一挙10点を返し、13対11と鹿折中が逆転してしまいました。
観ている人達にとっては、ハラハラドキドキの楽しいゲーム展開となりました。
しかし、私としては、複雑な気持ちで試合を観ていました。
自分が、指導している子供達がいる鹿折中が、逆転したのに素直に喜べないのです。
と言うのも、3年生が抜けた後、ほとんど練習する機会がなく、それぞれ都合があるとは
思いますが、練習も欠席することが多くなり、こんな状態で勝って県大会出場となったら、
これからの冬場の練習も、適当な気持ちで取組む事が予想されたからです。
結局、最終回に3点返され、13対14で鹿折中は破れました。
子供達は、泣き崩れていましたが、この悔しさを忘れずにこれからの練習に真剣に取り
組んで欲しいと思います。結果的にはこれで良かったと思います。
一方、志津川中にとっては勝てるとは思ってなかった様で、勝った事で大きな自信に
繋がった事でしょう!
これからの練習で、お互いに切磋琢磨し、気仙沼・本吉地方のソフトボールのレベルアップに
つながる事を願っております。
さて、今日の収穫は、志津川中学校の2年生ピッチャーと1年生キャッチャーが
「ホワイトタイガースに入る」と言ってくれたことです。
正式に2人が入団してくれると、ホワイトタイガース中学生チームもいよいよ9名が
揃います。(^^)
気仙沼までの50kmの道程を毎週通うのは大変でしょうから都合のつく時、一緒に練習
できたら良いと思います。
南三陸町志津川地区は、町全体が津波で流されてしまい、何にも残っていない状況です。
気仙沼よりも大変な状況だと思いますが、震災に負けず、一緒に素晴らしい思い出を作って
行けるよう、頑張りましょう!