中学生宮城県大会が今日、多賀城市の中央公園
グランドで行われました。
チームの状態としては、約一ヶ月前に６名が
辞めてしまい、残り５名でどうにもなりません。
更にその５名の内、２名が先日行われた中体連
陸上大会で、痛めていた足で無理して走った
ので、ドクターストップがかかる程のコンディ
ションです。
このようなチーム状況なので、県大会出場も
危ぶまれましたが、志津川中学校の子供達の
協力と、ホワイトタイガース創設メンバーらの
頑張りで、何とか大会には出場出来ました。
今年は４チームの参加で、ホワイトタイガース
の対戦相手は、昨年全国第３位になった、
強豪「黒川SBC」です。
さて、試合が始まりました。
１回の表、ホワイトタイガースの攻撃は
三者凡退でした。
１回の裏、マウンドには２年生のマドカさんが上がりました。黒川の1番バッターが打った
打球は、バックネット前にフラフラっと上がりました。
その打球に、キャッチャーのカレンさんが素速く反応し、ダイビングキャッチを試み、
ナイスキャッチ！いきなりの素晴らしいガッツプレーに、鳥肌の立つ思いでした。
ホワイトタイガースにとっては、最高の滑り出しです。
しかし、その後、四球と３塁打などで２点を失います。
２回の裏もヒット、２塁打、３塁打、作越えホームランを打たれ、４失点です。
それに対し、ホワイトタイガースの攻撃は、２回も三者凡退に抑えられ、２回裏が終了
したところで「６対０」とワンサイドゲームになりつつありました。
３回表、ホワイトタイガースの攻撃は、志津川
中学校１年生の助っ人キョウカさんからです。
キョウカさんは、ショート横を抜けるヒットで
出塁し、ホワイトタイガースは今日初めての
ランナーを出しました。
続く８番スミレさんの時、パスボールと
ワイルドピッチで、キョウカさんは３塁まで
進みます。
スミレさんも四球を選び、ノーアウト１塁3塁
とし、ホワイトタイガース初めてのチャンス
です。
続く９番、１年生助っ人のココナチャンも
バントを決め、１点を返して、なおもノーアウト
１塁３塁のチャンスが続きます。
すかさずココナさんが盗塁し２塁３塁にします。
打順は１番に戻り、カレンさんです。
カレンさんはセカンドフライに倒れワンアウト
２塁３塁となりました。
続く２番マドカさんはセンター前にクリーン
ヒット、２点目が入りました。
またも１塁３塁となり、すかさず盗塁で２塁
３塁と良い形の攻撃が続きます。
更に、３番ルカさんもセンターに２塁打を放ちました。３塁ランナーのココナさんがホームイン
で３点目。
２塁ランナーのマドカさんもホームを狙いますが、ここは、惜しくもホームでタッチアウト。
残念です。
４番ニジカさんはセカンドゴロに倒れ、この回３点を返し「６対３」と追い上げました。
志津川中学校の助っ人１年生４名も、とても大きな声で応援してくれて、チーム内のムードは
最高潮となりました。
「もしかして、行けるかも」と期待が高まります。
３回の裏がとても大切な回になりますが、ここから黒川打線は大爆発です。
エラーもからみますが、連打・連打で、なかなかアウトが取れません。
途中、ピッチャーをニジカさんに交代しますが、黒川打線は留まる事を知りません。
あれよあれよという間に「１８対３」となりコールドゲームとなってしまいました。
ゲームセットを告げられた瞬間、私は昨年とは違い「終わってしまった・・・」という
脱力感に駆られました。
現時点でのホワイトタイガースの実力は出し切りましたが、 ３年生にとっての最後の
大会を今回のような形で迎えた事に「本当に申し訳ない」という気持ちで一杯でした。
しかし、志津川中学校の１年生が今回一緒に戦ってくれた事で、大会に出場出来たこと
には、心から感謝申し上げたいと思います。
志津川中の子供達とは、これからも一緒にソフトボールができればいいなと願っております。
今日は、本当にありがとうございました。
今後も厳しいチーム状況が続くと思われますが、声掛けし、チームの存続＆発展に向け
頑張りたいと思います。
みなさんのご協力、応援よろしくお願い申し上げます。
「がんばれ!!気仙沼ホワイトタイガース!!!」
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