第10回HIDEKI CUP閉幕

今日は第10回HIDEKI CUPの最終日です。

男子は3位決定戦と決勝戦が行われました。

決勝戦はデンパサール第5高校がアビアンスマル高校を12対1で破り優勝を飾りしましたが、このデンパサール第5高校には、お母さんが日本人でお父さんがバリ人の髙橋リッキー君がいます。

リッキー君は9月初めに宮崎で行われたU18高校野球アジア選手権にインドネシア代表チームの一員として参加して来たところでした。バリ島からはこの代表に今回2人の選手が選ばれたそうです。

リッキー君は、流石に守備・打撃共に素晴らしい活躍で、チームの優勝に貢献していました。日本での貴重な経験をバリ島の仲間達にも伝え、バリ島の野球・ソフトボールのレベルアップにつなげてほしいと思います。

女子の方は、アビアンスマル高校が初優勝しました。最近はデンパサール以外のチームも力をつけてきているようです。

さて、今回の大会で取り入れられた特別ルールをご紹介します。

1イニングの最高得点は、男子7点、女子5点と設定されていました。新しくソフトボールを始めた学校もあり、あまりに力の差がある場合の配慮です。(コールドゲームは普通にあります。)

ソフトボールを始めたばかりで、大負けしてソフトボールが嫌いになってしまわないように!なるほどと思いました。(^^

 

こうして、第10回記念大会も無事に終了しました。

選手達の真剣にボールを追う姿、元気で楽しそうな笑顔、試合後の選手達のお互いを称え合う様子を見てると、微笑ましく本当に嬉しく思いました。(^ ^来年もこのグランドでの再会を約束し、閉会式を終了しました。

閉会式終了後も選手達はしばらく余韻を楽しんでいたようでした。その余韻の間私は、1992年からの最大のパートナーであるバリ野球ソフトボール協会のスナルジャン氏といろいろな話をしていました。

スナルジャン氏からは、野球やソフトボールの話だけではなく、第二次世界大戦当時の日本軍が

インドネシアにやって来た時の話など、とても貴重なお話も聞けました。彼は今年79歳になりますが、病気上がりのため歩くのも大変な様子でした。私は彼の努力がなければ、ここまでバリ島に野球・ソフトボールが普及することはなかったと思っています。

「まだまだ一緒にバリ島のソフトボールを盛り上げていきたい。」そんな強い思いを感じる大会となりました。我々は、選手達が解散し静かになったグランドを一番最後にあとにしました。

そして、私は慌ただしく帰国の途についたのでした。

いよいよ明日は日本だ!ホワイトタイガースも頑張らないと!!今度の練習が楽しみで~す!(^ ^ /‘