ソフトボールの絆 27年の時を超えて

27年振りに、インドネシア共和国スラウエシ島『パル市』にやって来ました。

ここは昨年地震による大きな津波の被害に襲われた街です。

私が青年海外協力隊時代の1992年5月から7月の約2ヶ月間、ソフトボールの指導で訪れた街でもあり、津波の影響をずっと気にしていた場所です。

協力隊で訪れた1992年当時は、電話もろくに通じませんでしたので、妻との連絡は往復3週間以上かかる手紙のみでした。

パル市での活動を通じて、多くの知人・友人は出来ましたが、当時連絡先は控えていませんでしたので、津波の被害が心配でしたが、全く連絡が取れないでいました。

ところが、最近やっと一人の連絡先がわかったので、今回行ってみる事にしました。

パルの空港に夕方に着くと、唯一連絡が取れた彼が出迎えてくれ、直ぐに当時練習使用したグランドへ向かいました。すると、当時の教え子たちが集まってくれていました。なんて嬉しい事でしょう!グランドはすっかり変わっていましたし、選手達もいい感じでおばさん・おじさんになっていました。(^^)

当時の事を振り返ったり、写真を撮ったり、そして再会の記念に2つのボールに全員でサインし、パルに一つ、私が一つ持つことになりました。

再会の余韻に浸ったあと、ひと息ついてキャッチボールを始めました。ほとんどみんなが「ここ何年もキャッチボールをしていない」と言ってました。27年振りに私も選手達にノックしました。

みんなキャーキャーと大騒ぎしてましたが、結構上手でした!まさかこんな日が来るなんて(嬉泣)

明日は子供達も混ぜてみんなでソフトボールをし、その後被災地を回る事になりました。