第10回宇津木妙子杯中学生交流ソフトボール大会

今日は『第10回宇津木妙子杯中学生交流ソフトボール大会 in 気仙沼』が、2年ぶりに気仙沼小学校校庭で開催されました。

多くの大会が中止、あるいは、無観客試合などに追い込まれ、子供達の活躍の場や保護者にとっても子供達の成長を観る機会が失われてきました。

そんな中、気仙沼はコロナ感染が落ちつきを見せていましたので、感染対策をしっかりと行い、大会を実施することにしました。

しかし、今回は突然の中止もあり得る状況なので、最小限の準備で規模を縮小して近隣地域のチームで開催することにしました。

毎年楽しみにしている、元日本代表チーム監督の宇津木妙子さんによるソフトボールクリニックや、炊き出しなども無しとしました。

開会式も行わず「子供達に試合の機会を!」が第一です。(^^

 

気仙沼ホワイトタイガースは、Bブロックで第一試合に豊里中学校と対戦しました。

初回、マイちゃんのヒットからチャンスを作るも得点にはつながりませんでした。

1回裏、ミユちゃんがマウンドに上がります。ホワイトタイガースの子供達は、もうガチガチの様子です。エラーの連発で2回までに5点を失います。小学生時代と変わらぬ光景が続きました。(泣)

試合が進むにつれ、少しずつ落ち着きを取り戻してきました。

3回表、1番マイちゃんがセンター前ヒットで出塁して、3番リリカちゃんの内安打で1点、5番ミユちゃんのレフト線を破る3塁打で3点を返しました。

しかし、4回裏に4点を追加され、結局9対4でホワイトタイガースは敗れてしまいました。

 

1試合空いて、第3試合は気仙沼ホワイトタイガース対佐沼中学校です。

3回が終了して、4対1とリードされますが、4回表に3点、5回には、リリカちゃんの3塁打で7対5と逆転します。更に2アウト満塁で、8番オソラちゃんにまわります。オソラちゃんは、これまでなかなか結果が出ていなかったので「ここはなんとか打って欲しい!結果を出して欲しい!!」と願いました。ツーストライク後、オソラちゃんは思いっきりバットを振りました。すると、今度はしっかりとボールをとらえて、打球はセンターの横を破りました。満塁の走者を一掃して3塁打となりました。オソラちゃんは3塁ベース上でガッツポーズをとっていました。

 

「ついに打ったぞー!」と私は嬉しくて涙がにじみました。今日一番の感動でした。

 

その後、5回裏2点を失いますが、11対7でホワイトタイガースが勝利しました。

勝った後の後片付けは、子供達はみんなで協力し、進んで行っていました。(^^

子供達にとって、試合や大会から学ぶ事がたくさんあるなと感じます。

 

決勝戦は、豊里中学校さんが、NSBC(中田中学校)さんを8対7の劇的なサヨナラ勝利で下し、優勝しました。

 

今日は、子供達の一生懸命プレーする姿から、たくさんの感動をもらいました。

そして、登米市の中体連も無観客試合で行われたので、子供達の活躍する姿を見ることが出来た保護者の方々からも多くの感謝の声が聞こえてきました。

 

第10回気仙沼宇津木杯が無事に開催出来て本当に良かったと思います。

共催頂きましたNPO法人ソフトボール・ドリーム様をはじめ、協賛、後援、ご協力頂きました全ての皆様に心から感謝申し上げたいと思います。今日は、朝早くから本当にありがとうございました。